母は先日から最後の薬を飲み始めている
麻薬とモルヒネの薬だと説明をうけています
ここにきて母をみていると迷いが出ている
確かに はあはあはあと苦しい呼吸苦は楽になっている
副作用として(または変化として)
・吐き気(吐きたくても母の体力では無理なので余計強まる)
・食欲減退(食べたい!欲しい!が減った)
・幻覚(これはたまに笑えたりするのでたまにつぼります)
これが出ている。。。
先生達が最後まで迷った事がわかる
既に骨と皮となっている母 呼吸苦は相当に体力を消耗する
ただ最後の薬に踏み切るという事はやはりメリットとデメリットがある
それでも見ていてあの苦しさがないのは良い点だと思えるけれど
「天井におばあちゃんがいる」やめてえええええええええええ こわいから!
「タンスから銀の球が出ている」それはおもしろいじゃないか
「すきやきつくったんだけど」 あの・・チャーハンをつくったけど・・・
私の行動を「鏡でみてたの」って・・・それはそれで怖いっす
いろいろと出てきているけれど救いはまだ私や姉、父、友人の識別は
できている事だろうか・・・。
「緑の鳥飼った?」いえ・・・誰も・・・
などなどもう楽しく乗り切るしかない幻覚
でも本人は
「お母さんおかしくなっちゃった・・・」とこれはちょっと悲しい言葉
姉も母の変化をみて時々がんばって多忙な中、来ている
スープをつくってきてくれて
今日は姉が帰宅後にそれを飲みました(^^)ありがとう 姉よ
そして姉がきてくれていたので子供と3人ラーメン屋さんへ
ちょっと一息(^^)
子供たちも 母に呼ばれればしっかりと行って要件を聞いてくれている
まあ、大体は障子しめて とかその程度ですけどね。
最後に孫といれるのは幸せだろう(と、勝手に解釈)。あと子供たちが
小さくはないのでそれも助かってる部分が大きい
母のおむつなどはもちろんさせていないけれど
「いってきます」「ただいま」を母は喜ぶのでそんな母をみると嬉しい
長女も買い物の間 お願いねって言って帰宅すると・・
リンゴやご飯をあげてくれていたり、何かしようとしてくれていることが
嬉しい。
迷いはこのオプソの薬 私が母にこの薬を渡す。
ため息をつきながらも飲む
これを差し出すたびにこれでいいのか・・と悩む
父は私を良く気遣ってくれていて、父にこの薬を与える自分のことを
言ってみたら、それでよいのだと お母さんはもうすべてを終えよう
としている。呼吸が苦しくなく逝ける事 どんなに幸せかと思う
と。
そうだな。。母は今 体力がまったくないのに、まるで母を乗せた
飛行機が高い高い山で
不時着されたかのような苦しさだろう・・・。
24時間体制の先生たち、訪問看護師さんたちも母の病気については
眠るように亡くなると言ってくれている。在宅になる前の病院の院長先生も
こんなに幸せな死に方はないとおっしゃってくれた。。
母の呼吸がこの薬で楽になるという事は二酸化炭素を段々と排出しなくなる
という事。生物としての役目を終えていく事
母に封を切って渡す時に若干の罪悪感があるのも確か。
このお薬のおかげで良く寝る(寝かされてしまうのかな)ようにもなった。
母の病気のおかげで46年間でこんなに(働きづめの母だったので)一緒に
いたこともなかったように思うからこの時間は感謝しないとなあ・・
いろいろと今年は気になる事も多いけれど 姉と「次は父だな(83歳)」と
話してます。母と共に倒れ、手術を終えたので今は元気だけどなんせ83歳。
私たちは家族4人で一緒に暮らしたのは2年くらいかな~
家族というとどうかなという事はあるけれど面白い集合体だったと私は思う。
離れてたまにこうやって何かあれば集まる。それが私たちの家族の姿だった。
父が帰宅して4人で夕食という家族ではなかったけれど、
どこかで不思議につながっていたように思う。
先日父がきて母と手を握り合っていて 言葉は悪いですが ちょおおおおどろいた
(悟空風では おでれえええたああああ!)
母もずっと父の不在の中でここまで育ててくれた。私と姉が成長してからは
父の事を「穏やかに死んでほしくない」といっていたが、そんな両親が手を握り合っていた
父も苦労をかけたと悔やんでいる(おそすぎ!)
今も「この体で良く生きている」と先生に言われるが母がいろいろな事を
乗り越えてきたのはまさにこの精神力なのだろう。
息をしているまでは生きている!これは私が母の在宅を決めた時の言葉
でも、それがそろそろ終わりに近づいているのかな。。。
四柱推命の先生がおっしゃっていた
「どんな親でも子供の盾になっているの」という言葉が響く
本当にそうだな。。こんな細い体で盾になってくれていたなあ・・・
ただいま2時ですが、これから未明にかけて少し母の幻覚の症状がでます
今日はどんなちんぷんかんぷんが出るのか(^^)
今日来た友人に母が
「すき焼き作ったのに・・・」みたいにさも私が食べさせてくれない風に
言ってた・・・横浜在住の姉に前みたいにA5ランクの肉頼んでおいたからね♪
姉も「は?こっちも大変なんだよ!あの肉超高いんだよ(# ゚Д゚)」って
笑える。。でもきっと買ってきてくれるに違いない!!
姉さん 母の願いだから 頼むな・・A5ランクのやつ💛
という事で今日も母の呼吸を確認しながら一日が過ぎそうです
あ!今日は算命学の授業だ!ノート清書しなければ!
母は与えられたエネルギーを燃焼しきっただろうか・・・と
算命学のノートを取りながら思う。。
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