西洋占星術の歴史
西洋占星術とは?と問われればその歴史はメソポタミア文明まで遡ります。紀元前2500年位には大元になるものが出来上がってきていたということにもなりますが、やはり最初は何といっても生きるため、農業などに用いるために使われていたと言われていますので個人向けに使われるというのはもっと後になります。
今でこそ簡単にホロスコープ(天体の配置図)を出すことが出来ますが、西洋占星術に触れるにつれ、その奥深さを知るにつれ、当時の学者の方々はどれだけの苦労と研究だったのかと思うと本当に頭が下がる思いです。
西洋占星術の考え方
西洋占星術は「産まれた時の天体の位置から、持って生まれた資質を読み解き、自分がどこにウェイトを置いて生きていくのかを知る」というのが基本的な考え方です。
一人の人間は「太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星」の10天体の素質で構成されていると考え、例えば金星は魅力、土星は試練・・・などと、それぞれの天体にはそれぞれの素質があります。
産まれた時の天体の運行を表す天体図(ネイタル円)は一度は目にしたことが有るのではないかと思います。
「持って生まれた資質から自分がどこにウェイトを置いて生きていくのかを知る」という事は大変興味深いですよね?
そして、ネイタル円(元の資質の円)にさらに「人間は生まれたままではない」と円(プログレス円)を重ね、さらに「生まれてからの今の自分の立ち位置はどこ?」という円(トランジット円)を重ねることで今現在天を巡っている天体からは否応なしに流れてくるエネルギーを個人への事象として読み解きます。
例えば土星の重なりという点で言えば非常に重要な決断時期が来ていると表すことができます。
西洋占星術でわかること
この3つの円からわかることは大きく分けると以下のようになります。
①「確固たる自分(あなたの特徴)」 あなたの性格、考え方や癖、判断基準、人生で大切にしていること など ②「周囲との関係(人間関係や環境)」 人間関係で気を付けるべきこと、どんな人に影響を受けやすいか など ③「運気(天体から受ける影響)」 いわゆる「運」(金運・健康運・仕事運など)。そして取り組むとよい事などもわかります。
今この瞬間のことだけでなく、過去・未来の自分の方向性がわかってきます。
占いは人生に活かすもの
西洋占星術には10個の天体がともに成長しながら、生まれてから死にゆくまでの自分を作っているという考え方が根幹にあります。
そう思うと人間というものは自然と共に地球に生きる生命体であり、自然から受ける壮大なエネルギーがいかに自分に関係しているのか、その中において自分はどう生きているのかということをこのホロスコープは教えてくれます。
自分というものの上に今どのような事象などがエネルギーとして流れ込んでいるのかを読み解き受け入れることで自分を新たに見出すことができたり、自分の生き方に深く感銘を受ける事もあると思います。
占いは人生に活かすものです。
運命は変えることができます。
是非天体からのメッセージを受け取られてみてはいかがでしょうか? きっとご自分をさらに愛することが出来ると思います。
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