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  • 執筆者の写真keisyu

終活のすすめ19私の役目

母はここ数日は連日先生にきてもらっているように・・

苦しさが増しているようだ


今日は母の幼馴染の親友のおばさんに急きょ来てもらった

ここ数日というのが母が対応できる節目になるかなあと。。。


すぐに駆けつけてくれたことに感謝でしかない。

毎日メールで母を勇気づけてくれていて、母もそれに

応えようとしているが返信がきつくなってきたようで

今日はサプライズで母に会ってもらった



母が「一生の思い出だと言ってくれた」 私の「役目」はこれで

終えたように思う


父も会えたら会いたいという事なので父は「母の許可」が

降りたら会いにきてもらう事になるかな

「お母さんにはとてもすまない事をした」と過去数十年を

悔いる父。。確かに言葉では言い表せないほどの過去があったけれど

それはもういい。。


私や姉の感情ではなく母が最期に会いたいかどうかだけの事


姉はどうにも父を許せない面を持つが私はそこはもうどうでもよい事で

あるので、あとは両親のそれぞれの気持ちに任せよう



どうしても肺の病気のために苦しさが取れない。。

そしてもう骨と皮のような母には自分の体力だけでそこに

立ち向かう術がないのだろう。

不快な痰すら出せずにいます


ただ今日は親友のおばさんも自分で書いた可愛らしい絵を

持ってきてくださってどこに飾ろうかね(^^)という話ができた


「自分で場所を決めたい」というのでまたそれは後日飾ります。

母の親友たちは皆ほがらかで穏やかではつらつとしている。


母もそうであったらもっと人生を楽しめたに違いないと

思ってしまう


私の母へのサプライズはこれで終わり

あとは日々のお世話をしながら最後に向かうだけかな



私には生後半年で亡くなった兄がいるので兄がきっと

母の手をいざなっていくだろうと思う。


だから心配はないけれどただこの世の今がつらすぎるのでは

ないかと思う


私や姉への言葉は特にないけれどそれはそれでいい(^^)


母が一度生死をさまよった時(何十年か前)兄が何度も

「お母さん」と呼んだそう。その時は父の呼び声でこちらに戻された

そうだけど羽衣をまとった天女と兄の声がしてそっちに行ったら

幸せなんだろうと思ったようです。


今度はもう呼び止める事はない。。

兄の手を握って穏やかに逝ってほしい。


そうなればとても母が解放されるのを感じる。

兄がいれば心配はないね(^^)


とても軽い気持ち、心地よい気持ち、解放、

笑顔そんな風な母が浮かぶ 数日はまだ

ここにいるだろうけど、でもそこにいくための

準備期間として受け止めて欲しい



これは人間として生まれた最後の苦行なのだろうか・・・


人間離れしている私には理解ができない部分だけどそれもまた

解放に向かうために 重い殻から脱皮して蝶になって羽ばたくための

最後のあがきのようなものなのだろうか・・・


どちらにしても解放される母を丁寧に見送る事だけが残された仕事

だと思っている。


12月6日に救急搬送されて、そして1月11日に転院、そこから在宅の調整をして

23日に自宅へ

この1カ月はいろいろと目まぐるしくもあり、良くなっての退院とは

違うので悪くなっていくのもそれは承知の上。


ただ、ベッドの上げ下げ、おむつ交換、欲しいもの、その他の欲求、

細かいところではうがいしたい、歯磨きしたい、頭にタオルはさみたい、

体を少し横にずらしたい、手を洗いたいなどなど要求も多いので

やはり在宅でそれぞれに呼応できてよかったのかなあと思います。


ご飯も時間通りでは無理ですから、母にたべたい?と聞いて

今はいい、今食べたい、というのを都度聞いていく感じです。


夜中も2時におむつ変えて欲しいという風にもなるので

ストレスをなるべく取り除くという事しかできません。


ああ。。朝かあ、、と呼ばれていくのですが、、時計は2時。

おおおおおおおおおおおおおおおおい!!という感じですけどね。


呼吸に関しては先生たちが処方してくれてますが

残るはあと1種類の薬のみとなりましたのでね。。


酸素もあまり効果はわからずですが・・・。

とにかく何でも苦しみから解放されたいために薬を飲みたがる。

風邪薬、頭痛薬などなど。。


とにかく今は解放されたいのだろう。。

おぼれるように苦しいと母の病気の記述で読んだ記憶があるけど

まさにそういった感じだ。。。

水面に顔だけだして時折波が顔をさらうような感じ。。


今は先生たちのご判断にお任せしている状況

ただ身近な訪問診療は本当にありがたい。


母を動かせることは皆無なのでこうやって日々診ていただけるのは

心強いですね


一人をたくさんの方が支えてくれて本当に感謝しかない日々です。


ま、、、まさにこんな感じ!!それでも今日を生きる母のために

また明日もがんばりましょう!










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